緑内障 点眼薬

房水の排出を促して眼圧を下げる点眼薬

 

緑内障の原因である眼圧の上昇は、房水の排出障害によっても起こります。こちらは房水の排出を促し、眼圧を下げるタイプの点眼薬です。

 

プロスタグランジン関連薬α1遮断薬副交感神経刺激薬が当てはまります。

 

プロスタグランジン関連薬

房水の排出を促して眼圧を下げる点眼薬

房水は眼球を包んでいるぶどう膜や強膜から目の外に出て行きます。このぶどう膜や強膜に働きかけ、房水の排出を促すのがプロスタグランジン関連薬です。

 

ぶどう膜や強膜にはプロスタノイドFP受容体というたんぱく質があります。この部分に結合し、活性化させてぶどう膜や強膜を房水が通りやすい状態にします。

 

緑内障の点眼薬の中で最もメジャーと言える薬です。緑内障になって病院に行き、初めて処方されたのがこの薬という人も多いはずです。

 

その理由として、まず眼圧を下げる効果が1番高い事が挙げられます。個人差はありますが、約20〜30%の眼圧下降が期待出来ます。

 

また、体への副作用がほとんど無いので、持病がある人にも使えます。他の点眼薬だと心臓、肺、腎臓などの病気に罹っていると使えないケースがあります。

 

そして他の点眼薬が1日2〜3回使用するのに対して、プロスタグランジン関連薬は1日1回でOKです。緑内障に罹ったばかりでまだそれほど症状が深刻ではない人は、点眼薬を使う事が習慣になっていません。

 

そんな人でも1日1回なら「朝起きた時」や「夜寝る前」と決めておけば、点眼し忘れる心配はありませんよね。

 

その一方、結膜の充血、まぶたの黒ずみ、まつ毛の発毛など目に関する副作用があるので、初めて使う人はビックリするかもしれません。

 

α1遮断薬

交感神経にはαとβがあり、更に場所や働きによってα1、α2、β1、β2に分かれています。α1遮断薬はその名の通りα1受容体を遮断します。

 

それによってぶどう膜や強膜からの房水の排出が促進されるのですが、この辺りのメカニズムはまだ解明されていません。一説には、房水などの体液の排出にα1受容体が関わっていると言われています。

 

元は血圧を下げる内服薬でしたが、眼圧を下げる効果が新たに発見され、緑内障の点眼薬としても使われる様になりました。通常、他の緑内障の点眼薬では効果が不十分な時に使用します。

 

他の点眼薬と比べるとあまり眼圧を下げる効果は高くありません。その分、副作用も結膜の充血やまぶたの腫れ程度と少なく、全身への副作用はほとんどありません。

 

副交感神経刺激薬

房水の排出を促して眼圧を下げる点眼薬

開放隅角緑内障の患者さんが繊維柱帯を開いて房水の排出を促す為に使います。副交感神経を刺激すると毛様体筋が収縮し、それに伴って繊維柱帯が引っ張られて網膜が広がり、房水の排出が促進されます。

 

また、副交感神経を刺激すると瞳孔括約筋が収縮し、縮瞳が起こります。検査で一時的に広げた瞳孔を縮める為に使う事もあります。閉塞隅角緑内障の患者さんには房水の排出を促す為ではなく、瞳孔を収縮させて隅角を拡大させる為に使われます。

 

虹彩炎の患者さんは使用出来ません。縮瞳によって虹彩の癒着が起きたり、炎症が悪化する可能性があるからです。

 

目の副作用は比較的多く、物が暗くぼやけて見える、近視の進行、充血、涙目などがあります。体については鼻水が出やすくなります。

 

他の点眼薬は?

これらの房水の排出を促して眼圧を下げる点眼薬に対して、房水の産生を抑えて眼圧を下げる点眼薬もあります。

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また、房水の産生を抑える作用と、排出を促す作用の両方を兼ね備えている点眼薬もあります。

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併せてチェックしてみて下さい。

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