ビマトプロスト 緑内障

ビマトプロスト

ビマトプロスト

2001年3月に開放隅角緑内障や高眼圧症の治療薬としてアメリカで承認されました。8年後の2009年7月にはイギリス、ドイツなど84の国や地域で承認されています。
プロスタグランジン関連薬ですが、他のプロスタグランジン関連薬と異なる点が2つあります。

 

 

作用する受容体
  • 他のプロスタグランジン関連薬  
  • ビマトプロスト   
作用する成分
  • 他のプロスタグランジン関連薬  
  • ビマトプロスト  

ビマトプロスト

海外では数年に渡って臨床で使われ、他のプロスタグランジン関連薬と比較した臨床試験も多く行われています。
その中でもラタノプロストやトラボプロストとの比較が多く、ビマトプロストはこの2剤と同等という報告と、それ以上の効果があるという報告が混在しいます。

 

プロスタグランジン関連薬の副作用にまつ毛の多毛化がありますが、ビマトプロストは実際にまつげの育毛剤にも配合されています。
緑内障や高眼圧の治療薬で使った人の多くがまつ毛が太くなったり伸びたりしたので、まつ毛の育毛に適していると分かり、点眼薬と育毛剤の両方に使われる様になりました。

 

作用

  • 有効成分は生理活性物質のプロスタマイドF2α類似のビマトプロストです。このビマトプロストがプロスタマイド受容体を刺激し、ブドウ膜強膜流出路からの房水流出量を増やします。
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  • 1日1回、1滴の点眼強力かつ安定した眼圧降下作用を発揮します。約7割の患者さんに眼圧降下率−30%の結果が出ています。また、52週間という長期投与を経ても効果の減弱は無く、安定して眼圧コントロールが出来ます。
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  • 開放隅角緑内障の治療薬として第一選択される事が多いですが、閉塞隅角緑内障に対する使用実績は少ないので、慎重に使いましょう。また、日本人に多い正常眼圧緑内障に対しても開放角膜緑内障と同様の眼圧降下率を発揮します。

 

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    使用方法

  1. 1日1回、1滴点眼します。時間帯は朝が最適ですが、忘れた場合はすぐに点眼すればOKです。
  2. 頻回使用作用を弱めてしまうので注意しましょう。点眼し忘れた日はその日の分を抜かし、翌日、通常通り1滴点眼します。1日2回や1回に2滴点眼するのはNGです。
  3. 他の点眼薬と併用する場合は5分以上間隔を開けて下さい。
  4. コンタクトレンズを使用している方はベンザルコニウムでの変色を防ぐ為外してから点眼して下さい。点眼後は15分経ってからレンズを付けて下さい。
  5. 根治療法ではないので一般的に長い治療期間が必要です。適正な眼圧を維持する為に決められた治療期間、使い続けましょう。
  6. 保管は涼しい場所で行い、使用期間が過ぎたものは廃棄しましょう。

点眼の仕方

  1. 仰向けで点眼しましょう。清潔な手で下まぶたを下に引き、容器の先がまぶたの縁やまつげに触れない様に注意しながら点眼します。
  2. 点眼後はゆっくり目を閉じ、まばたきせずに1分から5分ほど閉じたままにします。目頭を指先で押さえておくと鼻や口に薬液が回らず、苦くありません。また、全身性の副作用の予防にもなります。
  3. 目の周りに付いたり目から溢れ出た時は、ガーゼやティッシュで拭き取るか、目を閉じて洗顔しましょう。皮膚変色、多毛化、かぶれの予防、軽減になります。

 

副作用

    >目の充血、かゆみ、不快感、異物感、乾燥
  • 眼痛
  • まぶたの腫れ
  • 角膜障害
  • 多毛化まつげが異様に伸びる
  • まぶたや虹彩の色素沈着
  • しみる、かすむなど点眼時の一時的な刺激症状は問題ありません。ただし、かすみ目が起こっている時は元に戻るまで危険な機械の操作や車の運転は避けましょう。
  • 痛み、かゆみ、異物感などが続く時は角膜障害の恐れがあるので、すぐに受診しましょう。
  • 多毛化や色素沈着は長期連用で起こりやすく、プロスタグランジン関連薬によく見られる副作用です。

 

注意事項

以下の方は使用前に医師に相談しましょう。

  • 虹彩炎ブドウ膜炎など眼内炎に罹っている
  • 無水晶体眼
  • 眼内レンズを挿入している
  • 喘息
  • 持病アレルギーがある
  • ヘルペスウイルスが存在している可能性がある
  • 妊娠中
  • また、虹彩色調変化リスクについてもよく聞いておく必要があります。
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